2025年11月26日
重要なお知らせ
第2回神戸賞大賞受賞 菅裕明教授の講演会を岡山大学で実施しました
11月22日(土)に岡山大学にて第2回神戸賞大賞を受賞された菅裕明博士の大賞受賞記念講演会を実施しました。菅先生は地元岡山芳泉高校から岡山大学工学部へ進まれ、同大学院工学研究科修士課程を終了後、アメリカマサチューセッツ工科大学で博士号を取得されました。母校でのご講演は初めてとあって、共育共創コモンズの大講義室にはご出身の岡山芳泉高校をはじめ近隣の高校生、岡山大学生など160名余の方々が参加されました。
ご講演は「異端が先端に変わるとき」と題して、ご自身の研究哲学やご研究の特殊ペプチド開発のお話しへ。菅先生が開発されたペプチド合成技術とスクリーニングシステムは、唯一無二の技術として世界中の製薬会社から次々とオファーが舞い込む、これからの創薬の基盤として期待されている革命的な技術です。菅先生が最初にペプチドに注目され研究を始められた時には、誰も注目していなかったが(異端)、現在では多くの研究者が取り組んでいる(先端)技術になりました。やや専門的なお話でしたが、「研究するからには誰もがやっていないことをする」「先端を追いかけたのでは、もはや先端ではなく二番煎じとなる」と将来の理系学部を目指す高校生たちへのメッセージを熱くお話しくださいました。
最後は、座右の銘とされている吉田松陰の『夢なき者に成功なし:夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、故に、夢なき者に成功なし』ということばで講演を締められました。70分のご講演がとても短く感じられました。
そのあとは、場所をかえて事前に申し込みのあった高校生とサイエンスカフェを行いました。集まった生徒の意識は高く、積極的にさまざまな角度から菅先生への質問が相次ぎ時間をオーバーするほどでした。
今回の講演会は、神戸賞の「独創に光を。」というスローガンにふさわしいイベントとなりました。中谷財団では、今後も神戸賞を受賞された先生方を中心に「若い世代に科学の魅力を伝える」 という活動を続けてまいります。
