2026年10月21日
お知らせ
第3回神戸賞 大賞受賞者 宮脇敦史先生に明石工業高等専門学校でご講演いただきました
去る10月7日、第3回神戸賞 大賞を受賞された宮脇敦史先生(理化学研究所 脳神経科学研究センター及び光量子工学研究センター チームディレクター)による講演会を、明石工業高等専門学校にて開催しました。当日は、同校の機械工学科及び電気情報工学科の3年生 約70名の皆さんが参加しました。
明石工業高等専門学校は、1962年に創設された国立の高等専門学校です。現在は、機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科、建築学科の4学科を設置しています。
講演のタイトルは、「細胞内クルーズ旅行へようこそ」。
宮脇先生は、「細胞内クルーズ旅行」を可能にする、ご自身が開発された「光る生き物」を利用した光学技術について、緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見で2008年にノーベル化学賞を受賞された下村脩先生をはじめとする先人たちの功績にも触れながら、分かりやすくご説明くださいました。さらに、これまで見ることのできなかった生命現象が、光学技術によってどのように明らかになってきたのか、色鮮やかな動画を交えながらご紹介いただきました。また、今年のノーベル生理学・医学賞が、光によって神経細胞の活動を制御する「光遺伝学」に関する研究に授与されたことにも触れられ、光を利用した生命科学研究の広がりについてお話しいただきました。
講演後には、希望者による「サイエンスカフェ」を開催しました。宮脇先生は、参加した学生一人ひとりに名刺を渡され、名前をノートに記しながら、学生たちから寄せられる質問に丁寧に答えてくださいました。機械工学科や電気情報工学科の学生ならではの視点から、「生物の仕組みの巧妙さにロボットはかなわない。生物の優れた仕組みを工学に生かすことはできないか」といった質問をはじめ、さまざまな問いが寄せられました。専門分野の垣根を越えて対話が広がり、宮脇先生と学生の皆さんとの和やかな交流の時間となりました。
