2024年11月25日お知らせ 第一回神戸賞大賞受賞者浦野泰照先生の特別講演を神戸高校で行いました 2024年11月5日(火)、兵庫県立神戸高等学校にて第一回神戸賞大賞受賞者・浦野泰照先生にご講演いただきました。 神戸高校の総合理学科1年生40名を対象に、「化学の力で見えないがんを見つけて治す」をテーマに、がん細胞に噴霧すると微小であっても検出できる蛍光プローブの開発に至った経緯や、臨床開発研究が進んでいる現状など、わかりやすくお話いただきました。講演後は高校生から「がん以外のものの検出への転用は?」「手術への実用化の時期は?」など様々な質問がありました。 ご講演のあとは、医学や薬学に興味のある生徒が残り、円座になりながら少数での質疑の場を設けました。「研究に行き詰まったときはどうしますか?」など浦野先生を囲んでざっくばらんな対話を楽しみました。 浦野先生からは、「化学は暗記科目ではなく、考えればわかる学問です。化学の考えてわかる楽しさを高校生に実感してもらって、一人でも多くの若者が化学の道に進んでくれることを心から願っています。将来研究現場で会えることを楽しみにしています。」という励ましのメッセージをいただきました。