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2026年10月21日

お知らせ

第3回神戸賞 Y.I.賞受賞者 竹岡彩先生に多摩科学技術高等学校でご講演いただきました

 
去る10月10日、第3回神戸賞 Y.I.賞を受賞された竹岡彩先生(理化学研究所 脳神経科学研究センター チームディレクター)による講演会を、多摩科学技術高等学校主催の「多摩科技シンポジウム」にて開催しました。当日は、約600名の生徒の皆さんが参加しました。
   
多摩科学技術高等学校は、2010年に開校した東京都立の理数系に特化した高等学校です。科学技術科を設置し、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、先進的な理数教育を推進しています。
 

講演のタイトルは、「脊髄回路から探る、からだが動きを覚えるしくみ」。

   
講演では、自転車の乗り方を一度覚えると長年忘れない現象を例に、運動の学習や記憶に脊髄がどのように関わっているのかについてお話しいただきました。脊髄は脳からの指令を伝えるだけの存在ではなく、動きを学習し記憶する神経回路を持つこと、ご自身の研究によって明らかになったその詳細なメカニズム、さらに運動中のマウスの脊髄から多数の神経細胞の活動を同時に記録する独自の実験手法について、分かりやすくご紹介いただきました。また、この研究が切り拓く将来の可能性についてもお話しいただきました。
   
質疑応答では、生徒の皆さんから積極的に手が挙がり、会話と脳・脊髄との関係や乳幼児の運動発達、さらには学習や記憶とは反対の「忘れる」という現象についてなど、多くの質問が寄せられました。
 
講演後には、希望者による「サイエンスカフェ」を開催しました。進路や研究テーマを決めるタイミング、英語学習や留学経験などについて、生徒の皆さんからさまざまな質問が寄せられ、竹岡先生は一つ一つに丁寧にお答えくださいました。